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 高度順応のため、登山電車の山頂駅としては全米で最も標高の高いパイクスピーク〔4,301m〕を往復。名物のドーナツを片手に、 山頂からの広大な景色を堪能。
   
 
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 エルバート山登山口〔3,119m〕より、美しい森林地帯のアスペンの森を進む。3,600m付近で森林限界。振り返ると森の向こうに大きな美しい池。長い急坂の連続の尾根を登りきれば、コロラド州最高峰のエルバート山〔4,398m〕の頂上に着く。この日は私の誕生日。海外で、コロラド州の最高峰で、そして山頂での登山者の皆さんのバーズデイソングの大合唱に大感激、最高にハッピーな誕生プレゼントをいただきました。

   
 
   
  
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 スティーブン渓谷登山口〔3,400m〕より、なだらかな斜面をトラバース気味に進む。頂上直下の急な傾斜をジグザクに登ればグレイスピーク〔4,348m〕山頂。更にに北に延びる尾根を約800m進めばレイズピーク〔4,347m〕。とはいっても、やや急な岩稜を200mほど下り、再び登り返し、疲れている体には結構こたえました。鉱山の坑道跡が点在。今でも掘っている形跡がある。登山道に転がっている石も光り輝いている。もしや金では?!と少し心揺さぶられました。

 
 
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アルパインツンドラをはじめ3つの森林生態系を抜けて、フラットトップ〔3,756m〕に登る。途中眼下に点在する小湖を眺めながら進む。初夏には野花で埋め尽くされるらしい。名前のとおりフラットな山で、どこが山頂なのかわかりにくい。その後、1q先のハレットピーク〔3,875m〕へ登る。ロッキーの山々、岩場にはナキウサギやリスやマーモットなどの小動物がたくさん生息していて、ウロチョロ走り回っている。あまりの可愛さに足を止めて見入ってしまう。山頂でも登山者の食べ物を狙ってほんの近くまでやってくる。しかし、餌を与えることは、自分で餌を蓄えることをしなくなり、冬を越せないという生死にかかわるペナルティーをかせられるとなると、追い払うしかありませんね。

 
 
   
 
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 車で、アメリカの舗装道路最高地点のエバァンス山の山岳道路終点〔4,306m〕へ。駐車場から400m歩いてエバァンス山〔4,347m〕の山頂に登りこの山行最後のロッキー山脈の山々とデンバー市街を堪能。と思いきや、けっこう強い風。今までのどの山行も暑いくらいだったので、イヤーバンドも手袋もトランクの中。ほとんど車で登るからと、たかをくくっていたが、4000mで吹く風は冷たい。あるもの全て身に着けて写真撮影後、早々に下山。油断すると命にかかわる。ホント、山をなめたらいけませんね。
 
 
Reported by M.Okamura  Photo presented by T.Kurihara & M.Okamura