今回、3月20日~22日で山中2泊の予定で久しぶりに八ヶ岳に出かけた。
20日 雲時々雨からみぞれの天候の中、美濃戸口から行者小屋まで約4時間の行程。私は、風邪気味で前日まで3日間37度前後微熱があったが、今までの経験で風邪の後半、山に入ると何とかなっているため、やや不安があった。今回もチャレンジ、きつかったが何とか乗り切ることができた。
21日 全員で阿弥陀岳 北西稜を目指した。先行パーティのトレースを追って尾根を詰めたが、稜線の樹林帯で胸までの積雪でルートが確認できなかったため、撤退。テン場に戻り休息後、2パーティに分かれ、溝尾パーティ(溝尾・白河・高須・竹内・岡村S)は、阿弥陀岳 北稜へ。初級ルートで上部岩稜もなんなく抜けることができた、ただ下降ルートがガスで確認できずやや手間取ってしまった。赤澤パーティは、赤岳 文三郎尾根を途中まで散策。
  
21 阿弥陀岳 北陵への登り                 21 阿弥陀岳 北陵 岩稜の取付き
 
21 阿弥陀岳 北陵 3ピッチ目ビレー地点             21 阿弥陀岳 北陵 3ピッチ目
     
21 阿弥陀岳 北陵4ピッチビレー地点を
雪陵を通過後の雪壁より振返る
 
21弥陀岳 北陵 短い3ピッチ目ビレー地点より前方4ピッチ目のビレー地点を望むナイフリッジぎみの雪陵を行く。
  
21 阿弥陀岳山頂にて                       21 阿弥陀岳より中岳のコル下山
 
21 下山時に中岳のコル方向を振り返る               21 行者小屋とテント場
21日は、曇りで阿弥陀岳北陵は、約3時間30分で阿弥陀岳へ抜けることができた。下山は、コルより、まっすぐ谷を下降、行者小屋へ約1時間で到着。ルートは、初心者向きでピッチも短く切って登った。天候が良くなかったため、視界もきかず快適さはなかった。
 
22日 快晴、今日は、2パーティに分かれ、溝尾パーティは赤岳西壁主稜を目指した。私は、赤澤・栗原・岡村Mを連れて再び阿弥陀岳北陵に行くこととした。昨日とは、一転して素晴らし天候となった。
 
22 阿弥陀岳北陵の上部岩稜を望む           22 阿弥陀岳北陵の最初の急登
       
22 下部の雪壁を登る                       22日の日の出
 
22 日 阿弥陀岳北陵を行く単独の先行者
 天候に恵まれ徐々に日が登り、快適な条件のパノラマを満喫しながら、トレースをたどり尾根を登った。

22 阿弥陀岳北陵途中より上部岩陵を望む
  
22 岩稜下部のブッシュ帯                   22 急な斜面をところどころブッシュをつかみながら登る
  
22 3ピッチ目ビレー地点                   22 3ピッチ目ビレー地点より
通常であればここまでが1ピッチで行ける                                      
  
22 4ピッチ目ナイフリッジぎみの雪陵を抜け、雪壁を抜けると核心部終了
ここも通常であればピッチを切ることなく行けると思われ、上部岩稜の核心部は、2ピッチのところ、昨日に続き1ピッチ20m前後の4ピッチで抜けた。
22日は、快晴で阿弥陀岳北陵は、アイゼンも心地よくきき、条件さえよければ上級者であればノーザイルでも問題ない程度のルートで、約4時間で阿弥陀岳へ抜けることができた。

22 阿弥陀岳山頂にて

22 赤岳を仰ぎ見る
 
22 中岳のコルへの下り                     22 急な下り
 
22 夏道のハシゴの通過                 22 富士山を望む
        
22 中岳沢の風景【その1】                 22 中岳沢の風景【その2 
 
22 中岳沢の風景【その3
 
22 行者小屋とテント場
下山は、素晴らしい天候の八ヶ岳を満喫することができ昨日と同じでコルより、まっすぐ谷を下降、行者小屋へ阿弥陀岳山頂より約1時間、
11
時頃テン場に到着。2122日の2日続けて同じルートを登ったが、天候でこうも違うものかと改めて実感した。
昼過ぎ各パーティ別に行者小屋〜八ヶ岳 美濃戸口へ約2時間前後で下山。
皆さんお疲れ様でした。
Reported by S.Okamuray   Photo presented by S.Okamura