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5月3日 美濃戸口を訪れるのは今年3月以来だ。駐車場で準備をし、赤岳鉱泉を目指す。途中、美濃戸山荘前の分岐を北沢に向かう。しばらく林道を進み川を渡って登山道になる。3時間半で赤岳鉱泉に着く。テン場も小屋も閑散としている。明日に備えて英気を養う。

八ヶ岳の全容
 
今回の参加者                           八ヶ岳が見えて来た
 
雪が少ないな〜                             閑散とした赤岳鉱泉
 
テン場にて
 5月4日 バリエーションルート・石尊稜
雪を期待して谷間を詰めて取り付きまで行くが壁に雪は皆無、泥壁だ。トップが1ピッチ目に取りかかる。浮き石が所かまわず飛んでくる。左側に移動して避ける。いよいよ自分の番だ。アイゼンの前爪を岩に引っかけ登り始める。浮き石だらけで岩が大変もろく押える個所も要注意だ。2ピッチはザイルが動くたびにコブシ大の石の雨あられ。上半身は動かして避けられるが下半身はどうにもならない。足場が悪くかろうじて立っているのがやっとだからだ。一歩一歩登るごとに足元が崩れていく。やっとの事で登り終える。ここで相談の上撤退を決める。手頃の木が有ったのでこれを起点にして懸垂下降で鉾岳ルンゼへ。
雪のついてないバリエーションルートは逃げるが勝ち。次回は冬にリベンジだ。
 
  
谷間を一路取り付きへ
 
左側からトラバース気味に岩場に取り付く
 
一ピッチ目 二番手が岩場に取り付く                      ニピッチ目 ザイルを引くたびに石が飛んでくる
 
雪の無い急勾配の泥壁                           二ピッチ目 二番手が岩場に取り付く
 
二ピッチ目 四番手が登る                        二ピッチ目 二番手が泥壁を登る
 
二ピッチ目から取り付きを見下ろす 


二ピッチ目から上を見上げる 
 
二ピッチ目から横を見る
 
上部岩稜帯                              懸垂下降の準備中
 
鉾岳ルンゼへ懸垂下降中
 
鉾岳ルンゼへ懸垂下降中

鉾岳ルンゼから懸垂下降した場所を見る
 
登った下部岩稜帯                                石尊稜をバックに

石尊稜下部岩稜帯
 
今度は冬に                                   明日に向けて乾杯!
 5月5日 ノーマルルート・赤岳
二日目はノーマルルートで赤岳を目指す。コースは赤岳鉱泉のテンバから行者小屋、文三郎尾根を登り赤岳へ。赤岳山頂より地蔵の頭に向かい分岐から地蔵尾根を下り赤岳鉱泉へ。コースタイムは4時間を要した。天気が良ければ横岳、硫黄岳への周回も考えたのだが。早く下りれば下りたで気持ちの良い源泉かけ流しの温泉と美味しいお酒が待っているから。
  
行者小屋と阿弥陀岳                           赤岳へ向けて
 
3月に登った阿弥陀岳北陵も泥壁だ                      文三郎尾根を赤岳へ
 
雪道を軽快に登る                          大同心、石尊稜、中山尾根方面
 
強風にさらされて登る                          阿弥陀岳をバックに
 


山頂直下の急登

強風にさらされながら山頂を目指す
 
赤岳山頂にて
 
赤岳山頂山荘                                   地蔵の頭へ
 
地蔵の頭(分岐)から横岳、硫黄岳を望む


地蔵の頭(分岐)より地蔵尾根を降る
 
地蔵尾根を慎重に降る
 
地蔵尾根を降る
 
地蔵尾根より中岳、阿弥陀岳を望む。手前の尾根が文三郎尾根
 
山を下りれば源泉かけ流しの温泉と美味しいお酒が待っている。
 Reported by K.akazawa  Photo presented by K.Akazaw & S.Okamura