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 山行工程
12月27日 渋御殿湯 泊
12月28日 渋御殿湯 → 中山峠 → 東天狗岳 →山びこ荘 → 硫黄岳 → 赤岳鉱泉 泊
12月29日 赤岳鉱泉 → 硫黄岳 → 横岳 → 赤岳展望荘 泊
12月30日 赤岳展望荘 → 地蔵尾根 → 行者小屋 → 美濃戸口
今回天候不順が予測され、メンバーの田中さんは、冬山が初めてとのこともありテントは持参したが、山小屋泊りの山行とした。

 12月28日
天候晴、積雪は多いもののトレースもしっかりあり中山峠経由で東天狗岳へ。
 
渋御殿湯を出発                        中山峠への登り
 
黒百合ヒュッテ

                        天狗岳(西天狗)
 
天狗岳(東天狗)                        

東天狗山頂近く                          東天狗山頂を望む
 
東天狗山頂より蓼科山・北横岳を望む
 
                            東天狗山頂より西天狗を望む
 
北アルプスの山並みを望む                     
 
東天狗山頂より硫黄岳・赤岳・阿弥陀岳を望む
 
東天狗より山びこ荘を目指す                      根石山荘
東天狗より山びこ荘を目指した。
山びこ荘のホームページでは、「★12/28〜1/3の泊りまで営業します!」と年末年始開いているような記載があったが、行ってみると閉まっており、おそらく予約を入れないと開けないのではと思われる。 テントは、持参していたが時間があったため、硫黄岳経由で赤岳鉱泉を目指すこととした。 硫黄岳の山頂が近づくにつれ風が強くなり、山頂までけっこう長く感じた。
 
縦走路より硫黄岳を望む
 
山びこ荘とヒュッテ夏沢                     硫黄岳への登り
 
硫黄岳山頂にて

硫黄岳山頂より蓼科山・天狗岳を望む
 
硫黄岳山頂より横岳を望む(右の岩峰が大同心・小同心)

硫黄岳山頂より赤岳を望む(赤岳天望荘と山頂小屋が確認できる) 

赤岩の頭を望む

 12月29日
前日からの雪で、赤岳鉱泉から硫黄岳への登りには、進むにつれて前日のトレースが所々消えていて硫黄岳の山頂までかなりてこずった。 硫黄岳の山頂でアイゼンを装着、風がかなり強くガスも出ていたが十数mの視界があったため赤岳を目指すこととした。
 
赤岳鉱泉                           硫黄岳への登り軽いラッセル

赤岩の頭近くの膝ほどのラッセル                 強風の中赤岩の頭より硫黄岳を目指す

硫黄岳でアイゼンを装着                      硫黄岳への岩場

横岳山頂にて

横岳より赤岳の岩稜縦走                     横岳より赤岳への岩稜の下り

 
 

横岳までは、強風の中ケルンと随所にある目印のホールを頼りに進んだが、視界もきかずかなりきつい登りであった。 横岳山頂から赤岳天望荘までの岩稜が今回の核心部。積雪のためトレースも消えルートが分かりづらくルートファイティングに苦労しながら進んだが、鎖が埋もれるほどではなく、少しバランスを要するとこには、鎖がありザイルを出すこともなく通過することができた。 しかし、強風で赤岳展望荘に到着したときは、一同ほっとした感じであった。


 12月30日
7時出発のつもりだったが、山小屋の外は、強風に加えホワイトアウトで条件が悪かった。 9時まで待ったが、状況は変わりそうもなかったので赤岳の山頂はあきらめ、地蔵尾根を下山することとした。 稜線付近は、強風で雪が飛んできて目が開けられない状況であったが、そんな中、山頂を目指す数パーティーとすれ違った。 高度が少し下がると風もなくなり、稜線近くの強風がうそのようで、そのためあれだけの登山者が山頂を目指していったのだろう。 事故がなければよいと思った。

赤岳天望荘を突風の中出発                          地蔵尾根の下り

行者小屋                           美濃戸口へ下山
今回、横岳の岩稜縦走は、北アルプスの岩稜に比べて比較的コンパクトで我々中高年の山行には、なかなか楽しめるルートであると感じた。  もう少し天候が良い時にまた訪れたい。 
  Reported by S.Okamuray   Photo presented by S.Okamura