5月5日
北穂高岳山頂10:20出発 涸沢11:20到着、テント撤収後12:45出発、徳沢17:00着(17:20)

北穂高岳山頂で全員の集合写真を撮った後、いよいよ下山です。かなり疲れきっているので、まだ油断は出来ません。山頂直下はかなり立っているので足を踏み外したり、アイゼンを引っかけて滑落しないように慎重を期します。有名な山岳写真家もここで滑落したと聞いた事があります。また直射日光で雪も融け始め、足元の雪も緩み始めており、アイゼンに雪ダンゴが出来て危険です。右手には前穂高北尾根を眺め、左手には今朝アタックしたゴジラの背を眺めつつ標高を下げて行きます。まだ涸沢テントサイトははるか下です。勾配も緩みはころ最後の手段、尻シェドで一気に滑り降ります。涸沢テントサイトに着いてもガソリンの補給が出来ません。今日の目的地は徳沢ですから。『後45時間かかるのでガス欠になってしまいま〜す』愚痴はこのぐらいにして、テント撤収し、一路、徳沢を目指します。私は満タンで航続時間は7時間です。これを越えると動かなくなります。(ガス欠です)後は惰性で何処まで下れるか?不安で一杯です(いつもの事ですが)最初はみんなに着いて行っていたのですが、段々と距離が開いていきます。一時間も歩くと皆の姿が見えなくなってしまいました。とにかく徳沢のガソリンスタンドまで惰性でもなんでも行かなくては・・・。みんなに遅れる事20分やっと徳沢に到着。早速、給油し、パワー全開。後は私の世界です。生ジョッキ3杯、赤ワイン、焼酎、後は覚えていません。

涸沢岳、奥穂高岳方面

前穂高岳北尾根、吊尾根、奥穂高岳方面 

今朝登攀した北穂高岳東稜の全容です。

北穂高岳東稜(ゴジラの背)のズームアップ
 
ゴジラの背をバックに『ハイ!ポーズ!』
 
北穂高岳から多くの人が下山中です。
 
前穂高岳北尾根と涸沢テントサイトが小さく見えます。

雪に埋もれた涸沢小屋です。 
 
穂高岳をバックに、涸沢テントサイトでの集合写真
 
これで当分涸沢ともお別れです。
 
迫力のある穂高岳の山並みを後に。
 
お名残り惜しいがまた来ま〜す。
 
雪に埋もれた涸沢を横尾に向けて下る。
 
デブリ(雪崩)のあとは素早く行動する。
 
いけどもいけども横尾に着きませ〜ん。遠い〜です。
 
先着の5人は横尾で1時間近く待ちぼうけをくったそうです。
 
徳沢では宴会の準備が完了しています。
 
その頃まだテ〜ク、テ〜ク歩いています。
 
ガソリン補給です。この満面の“笑顔”“笑顔”“笑顔”
 
生ビールが間に合いませ〜ん。
 
赤ワインもいかがですか?当然、頂きま〜す。
 
満タンOK!パワー全開です!
6日午前5時50分徳沢出発、7時30分上高地着
早朝起床し、元気いっぱい
木漏れ日の中、上高地を目指しました。河童橋周辺も早いせいか人の姿がほとんどありません。上高地アルペンホテルの温泉で疲れを癒やし、梓川沿いの川岸をそよ風を感じながら散策しました(至福の時間)もちろんガソリンの補給は忘れません!
  
上高地に向け、早朝出発です。今日は大丈夫!満タンですから!
 
梓川を挟んで明神岳を仰ぎ見る。今日も快晴です。
 
明神で別れを惜しんで猿がお見送りです。
 
明神岳をバックに記念写真を写す。
 
木漏れ日の中、上高地を目指します。
 
新緑の香り、また空気がおいし〜い。
 
河童橋をバックに撮る。皆さん雪焼けしていい感じです。
 
『梓川と穂高連峰』絵になります。あ!絵か!
 
林間にたたずむ上高地アルペンホテルにて汗を流す。
 
上高地アルペンホテルにて一時くつろぐ。至福の時間で〜す。
 
梓川と焼岳
 
梓川沿いを散策。
Reported by K.akazawa  Photo presented by K.Akazaw & S.Okamura