6月6日 東京以北の旅は初めてで、前日はかなり興奮して寝付けなかった。早朝、義息子に福岡空港まで送ってもらう。搭乗手続きを終わらせ、他のメンバーと合流。福岡から羽田をへて千歳へそして利尻空港に到着。利尻空港にはレンタカー会社の方が車を手配済みで、ワンボックスに乗り込み、レンタカー会社へ、手続を終える。早速、見返台園地に下見に出かける。登山口を確認後、折り返して北麓野営場内にあるバンガローに荷物を持ち込む。明日の登山準備を終え、利尻富士温泉遊湯館の露天で利尻富士を眺めながらで旅の疲れを癒やす。そして今宵の宴会場である”魚勝”へ。
※ 利尻島でのお酒は番外編U 利尻山のお花達は番外編Xでご確認ください。

機上からの見た利尻富士です。
 
利尻富士と利尻の街並みです。

利尻富士ををバックに笑顔の面々です。
 
利尻島のの地図です。

北麓野営場です。貸し切り状態でした。後のバンガローが今宵のお宿です
 
登山口の下見を兼ねて、見返台園地に。

海沿いの道路の両側に海猫(足が黄色)の巣。
 
半端な数じゃない!
 
利尻冨士があまりにも綺麗なので車を止めて、一枚!

温泉遊湯館の露天に浸かって利尻富士を眺める。 
 
明日に向けて「お休みなさ〜い」
6月7日 3時起床、4時10分北麓野営場を出発”4時45分見返台園地に到着、見返台登山口を5時に出発する。今回は登りを”沓形コース”(標高差1,280m)を、降りを”鴛泊コース”(標高差1,490m)を行く事にする。管理事務所の方の話だと「雪が多く今年はレンジャーが数日前に入山しただけで沓形コースは登山者が入ってない」との事、期待が持てる!5合目(440m)から6合目(650m)は雪解けで登山道が小川状態だ。6合目からはダケカンバやハイマツの群生地帯は、残雪で快適に歩を進める。その先の稜線は雪も消え整備された登山道を登る。6.5合目の見晴台避難小屋で一息入れ、7合目(875m)にある礼文岩からはガスがかかっていなければ礼文島が望めるそうだ。8合目(1,160m)辺りから勾配が急になるが、馬の背と呼ばれる景観の良い稜線でハイマツ帯の中を進み、三眺山(1,461m)に到着する。眼前に利尻山山頂を望む。 
  
準備万端、見返台園地を出発です。
 
見返台園地から少し下ったところが”沓形コース”の登山口です。
 
足元に注意しつつ進む。
 
ダケカンバの群生地を残雪を踏みしめて行く。
 
利尻冨士の左側から朝日が昇る。
 
朝日に照らされたダケカンバが綺麗だ。
 
利尻冨士ははるか彼方だ。
 
見晴台避難小屋         トイレブース
 
避難小屋を後にし、眼下の海岸線は海水面との温度差でガスが発生している
 
7合目付近から展望が開けてくる。
 
登って来たルートが確認出来る。あの山腹をトラバース。
 
8合目付近、馬の背を行く。
 
かなりの急登だ!
 
三眺山に到着だ!
 
眼前に利尻山山頂が望める。
ここでハーネスを装着しシュリンゲ、カナビラをセットする。この先難所が続くので再度気を引き締め直す。まず”背負子投げ”(9合目)の難所、続いてこのコース最大の難所である”親不知子不知”だ。この時期、雪がしっかりついているので歩きやすく、落石の危険も少なくなる。斜度40度〜45度の雪壁を6ピッチ300mの大トラバースだ。しかし、油断は禁物、滑落すれば間違いなく数百メートルは落ちるし、雪が緩めば足元が不安定になる。そして雪崩、落石の危険が増すのだ。お嬢様?達を間に入れ、ザイル(40mと20mザイルを結ぶ)で前後を確保する。時間はかかるが安全第一だ。トラバースが終わり、一登りで”鴛泊コース”との合流地点だ。呼吸を整え、残雪の登山道を慎重に山頂に向かう。11時20分山頂到着(1,719m)

クライミング装備を装着し、今から難関に挑戦する、気合いの入ったメンバー達。
 
いったん下降する。
 
背負子投げの難所を行く。
 
後方の岩峰の頂きから降りて来た。
 
降りて来た岩峰です。
 
本日のメインイベント”親不知子不知”をトラバースする。1ピッチ目
 
”親不知子不知”をトラバースする。2ピッチ目。
 
トラバース地点から上部を見上げる。
 
トラバース地点から下部を見下ろす。”吸い込まれそ〜う”
 
”親不知子不知”をトラバースする。3ピッチ目。
 
”親不知子不知”をトラバースする。4ピッチ目。
 
”親不知子不知”をトラバースする。5ピッチ目。
 
”親不知子不知”をトラバースする。6ピッチ目。
 
振返って”親不知子不知”のトラバースルートの全容です。
 
”鴛泊コース”との合流地点まで雪壁を一登り。

”鴛泊コース”との合流地点が見えた。 

 注意看板で〜す。

合流地点から山頂を仰ぎ見る。 
 
合流地点から沓形コースの尾根筋が一望できる。
 
ろうそく岩だ。
 
山頂の祠が見えた。

 利尻山南峰(1,721m)をバックに(南峰へは通行禁止)
  
山頂での登頂記念写真で〜す。
Reported by K.akazawa  Photo presented by K.Akazaw & S.Okamura