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  三つのピークを7日から13日までに登って、ジャスパーのユースホステル(Jasper lnternational Hostel)で休養、数日前より風邪気味で咳がしつこく出て調子が悪い状態である。ジャスパーのインフォメーションセンター勤務のYUMIさん(コロンビア大氷河のlcefield Centre ベンさんの奥さん)に頼み、山に詳しいスタッフより紹介してもらったのがジャスパー郊外のピベリル ピーク[Peveril  Peak] (2679m)であった。ザイルを使用しない程度のクライミングルートで約10時間の工程ということである。
 
Information Centre にて
 
Jasper lnternational Hostelのテラス
 18日 軽い朝食を取り2日間滞在したユースを6時出発、今日も天気はよさそうである。登山口まで車で、20分弱で到着。6:30登山口の駐車場を出発、整備された登山道を川に沿って上流へと進むと前方に朝焼けに照らされた特徴的な岩峰が見えてきた。ピベリル ピークの直下まで、約2時間ほど歩きで到着。8:20 適当なところから林の中に入り登って行った。
 
途中の橋
 
登山道からの林の中に入る 8:20
 ある程度登りつめた地点で、右手に別の岩峰が見えたのでアドバイスに従い小さな谷を横切りその岩峰に取り付き登って行った。下部は、岩の上を歩く感じで、比較的傾斜の緩い岩の峰となり、ルートファイティングでルートを誤らなければ、3級から4級のザイルも必要のない、登山靴でも快適な岩ルートだ。しかし色々の岩の層があり、もろくガラガラの岩もあるので落石には注意が必要だ。
 
下部の岩尾根の岩歩き 9:26
 
前方に山頂が見えてきた 10:17
 
10:25
 
10:43
 
10:51
 
11:34
 
11:49
 縦走路から取りついて、3時間弱 11:10山頂直下に到着。最初の登りにハーケンがあったので、連日の山行で疲れているため念のためザイルを使用。登ってみると、結果的にはザイルはなくてもよい感じであった。 
12:50 山頂に到着。駐車場から登山道まで2時間、それから4時間40分で到着、空荷とはいえ風邪気味で咳をしながらの登攀であった。
 
 
山頂にて

ピベリル ピーク[Peveril  Peak] (2.679m)山頂よりのパノラマ  
 
 
 


 
下山道の上部
 写真を撮り早々に下山することにした。ケルンがところどころにある。良く見ていないと見落としてしまいそうな感じでケルンを目安に下山。少しでもガスがかかるとおそらく分からないだろうと感じだ。下部の方は、特にガラガラ状態で崩れるジャリの急斜面を落石に注意しながら下っていく感じで、いくら注意しても石を何度となく落としてしまった。
 
とにかく足場の悪い下山ルート
 
前方 登山道
 15:10  登山道に到着、休憩をへて登山口の駐車場へ気力を振り絞り到着したのが、17:10で、10時間40分の行程であった。下山後、ジャスパー近郊の宿泊施設は、ユースも含めすべて満室。各テント場も満杯状況であったため、今夜のねぐらを求めて南下。唯一空いていた風呂もないが、とにかくゆっくりと寝ることができるユースホステル(Beauty Creek Hostel)に到着して飲んだビールが、今回の山行で最高にうまかった。
  今回の山行では、とにかく天候に恵まれ、カナダの山を満喫することができた。特に、フリーの行動のため地図等の情報の収集に苦労した。
 以下パンフレツト等の地図を紹介する。
 
 
 Reported by S.Okamura  Photo presented by S.Okamura