本文へスキップ
赤澤・岡村眞由美パーティは、アイガーを目指し登山ガイドの江本さんにガイドを依頼。 グリンデルワルトに来たものの、今年は雪が多くアイガーの山小屋が開いてないとのこと。 アイガー登頂は断念し、ユングフラウに転身予定となったが、日程に余裕があったため、江本さんの案内でカンデルシュテーク(Kandersteg)のヴィアフェラータ(岩ハイキング)に出かけることとなった。  
 8月4日
赤澤、岡村眞由美に加え、私も便乗して同行することとなった。 江本さんの車でグリンデルワルトを出発。 インターラーケン経由で、途中トウーン湖畔のシュピーツ(Spiez)で車を止める。 湖と古城と山、まるで中世にタイムスリップしたような趣のある町が眼下に広がる。 このシュピーツから山手におおむね20kmほど南に走るとカンデルシュテークに到着。 列車の駅を通過した後、右手の山のすそのにヴィアフェラータ(岩ハイキング)のコースがある。

 
 
シュピーツ(Spiez)駅前よりの風景〔望遠〕

車を広っぱに止めて、滝の右下にある取り付きをめざし滝の脇を通過し約20分歩いて取付き地点に到着、特に受付があるわけでもなく小さな看板があるだけで自己責任で自由に登れるようである。

車を止めた広っぱにて(後方ヴィアフェラータの全景)                     スタート地点

ルート看板
 
スタート直後の鉄梯子



先行パーティ

ハーネスに、2セットのカラビナがついているプロテクション用の専用装備を江本さんより借りて各自装着。 しっかりとした鉄梯子や鉄筋でルートが作られており、それに沿ってワイヤーが引かれて確実にプロテクションを取りながら進めるようになっている。

鉄筋が打たれた高度感抜群のルートを一歩一歩進む
 

 

一本ワイヤーの吊り橋(ヤッホー !)〔江本氏撮影〕             吊り橋を後方から撮影
 
 私もポーズ

大きなハングに設置された鉄梯子ルート         左下駐車場と下山に利用するケーブル

一本ワイヤーの吊り橋を通過後、少し登ると大きなハングに鉄梯子のルートが前方に見えてくる。 後方には、駐車場と下山に利用するケーブルが見えた。
 
大きなハングの登り                     我々後方のトップをリードして登ってくる女性
 

ハングを通過後、滝の横を登る
 

ハング気味の岩をトラバース                   滑車での谷渡りの出発地点付近より一本橋を上から撮影
 
対岸の直壁を登る先行パーティー

ハング気味のトラバースの後に、谷を渡るために一本橋ワイヤーか、その上の滑車での谷渡りを選択しなければならない。 私のみ滑車で谷を渡ることとした。 日本では、アドベンチャー○○とかでよくある滑車で楽しむ遊具があるが、ここではそれに圧倒的な高度感が加わり楽しめる。写真の左奥が出発地点で、右すぐ横が終了地点、最後は少し自力で終了地点まで滑車を引き寄せて終了。

 滑車での谷渡り〔江本氏撮影〕                        上部のトラバース

岸壁の上部よりカンデル シュテークの街を望む           登攀終了点からケーブル乗り場へ向かう

ケーブル乗り場に隣接するロッジ                 お疲れ様でした。(昼食風景)

下山に利用したケーブルカー                下山後、ヴィアフェラータのルートを望遠で撮る、右下あたりが取付き地点
 
ヴィアフェラータ(岩ハイキング)パンフレット

駐車場→取付き(20分)→ヴィアフェラータ終了点(2時間40分)→ケーブルカー横ロッジ(20分)。 今回のヴィアフェラータのルートは、滝に沿った岸壁の中を、トラーバースルート、ハングルート、滝横のルート、ワイヤー一本橋ルート、滑車での谷渡りルート等、変化にとんだルートが設定されており基本的に岩登り経験があるか、バランスに自信があれば、日本では味わうことのできない岩ハイキングが楽しめる。
 Reported by S.Okamuray   Photo presented by K.Akazawa & S.Okamura